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首都高速の法定速度
 おぼっちゃまの眼の病院に行く。診察も終わり、タクシーに乗った。

 運転手さんはおじいさんだった。

 行き先を告げても、ぼーっと前を向いて返事がない。テリトリーじゃないからわからないのかな。

 「カーナビに住所を入れますか?」と聞いても返事無し。困ったぞ。

 「とりあえず、高速に乗ってください。」と行ったところ、ようやく「はいはい、高速ね」とのお返事。ようやく話が通じた。

 運転手さんに不安はあるものの、首都高は気持ちのいいくらい空いていた。

 しかしながら、運転手さん追い越し車線をずーーっと60キロで走るのである。しかも、アクセルをグーっと踏んではペダルから足を離し、しばらくするとまたアクセルを踏むという運転のしかたなのだ。

 身体が前にいっては、後ろに戻される。酔うぞ、車酔いするやつだぞ。


 酔いそうになりながら、首都高の法定速度をググる私。

 確かに。50キロとか60キロ。運転手さんは間違ってはいない。しかし、追い越し車線でそれはないだろう。

 普段、車酔いしないお坊ちゃまが、とうとう酔い始めたらしく、キャインキャイン泣き出した。走行車線に行かずに他の車に迷惑をかける運転手さんにイライラし始めた時、後ろからサイレンを鳴らしたパトカーがやってきた。

 流石にどくだろう、と思ったけれど、運転手さんはそのまま追い越し車線。

 パトカーがスピーカーで「前の車、左に移ってください、左に移ってください、移りなさい!」と大きな声で言いながら、私の乗ったタクシーを追い越していった(人生で初めてだよ、こんなこと)

 一般道に降りて道の説明をしていた時、「Uターンしていただくのですが、まず、左の車線に入ってください。側道からユータンします。」と言っているのに「はいはい、Uターンね」とその場でユータンしそうになった。

 泣き叫ぶおぼっちゃまと、ちょっとぼけているような運転手さん。

 人生で初めて、私より車の運転の下手な人、しかもタクシードライバーに出会いました。いや〜、酔ったよ、酔った。

 

 
2020年5月19日(火) No.6510

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